【書籍の紹介】お江戸・東京 坂タモリ 港区編

お江戸・東京坂タモリ港区編

最近はNHKブラタモリで、お目にかかることが多いタモリさんの著。実はタモリさんは大の坂好き(日本坂道学会副会長)。変わっているなと思ったのですが、私もどちらかというと好き。

港区の主な「江戸の名坂」87坂・14コースが、心も体も踊りだすような魅力の散歩コースとして紹介されています。

坂道写真家?でもあるタモリさんが、自ら撮影された写真が全編に。
江戸時代の古地図と現代地図を対比させながら、坂の歴史やエピソードが綴られています。
どのコースも小一時間から二時間弱と、季節のいい時期の最適な散歩コースを提供してくれます。

例を挙げると
[三田の坂]  「幽霊坂」~「魚籃坂」~「聖坂」
[赤坂の坂]  「薬研坂」~「九郎九坂」~「三分坂」~「丹後坂」
[高輪の坂]  「洞坂」~「柘榴坂」~「桂坂」~「天神坂」

健康増進のため、あるいは将来の介護予防のためにウォーキング。のんびりとした散歩。
手軽に実践でき、一見理にかなっている?

以前のブログ歩くだけではダメ?でも示しました。

平坦な地形をゆっくり歩くだけでは、健康増進につながらない。ましてや将来の介護予防にはちょっと足りない。理由は負荷が十分ではないから。負荷というのは、筋肉と心肺機能に対してです。

しかしコース内にふんだんに坂が配置された、この1、2時間のコースは違う。適度なアップダウンは、足腰や体幹の筋肉にほどよい負荷がかかる。そして心拍数も日常生活では経験できない領域に。

筋肉に負荷!心肺機能に負荷!この二つのキーワードと満たし、ワクワクするような散策ができる。一石二鳥です。

「坂歩き健康法」を実践してみては。

お江戸・東京 坂タモリ 港区編


おまけ

冒頭で、私も坂はどちらかというと好きと。
ウソです。
私は坂や階段は、大好きです。
港区ではありませんが、私のお気に入りの坂を紹介します。

それは群馬県JR沼田駅と沼田市役所やホテルなどがある市街地をつなぐ「滝坂」です。

私は趣味がスキーで、シーズン中は二週間に一度の割合でスキーを楽しんでおります。土曜日に沼田市内のホテルで前泊して、日曜日にスキーをするのがいつもの日程。
ホテルにチェックインしてから、近くの「居酒屋しんきち」で一杯飲みながらの夕食もルーティーン。

宿泊ホテルからいったんJR沼田駅まで下り、そこから「滝坂」を登り「居酒屋しんきち」へ。
昨シーズンの後半から、このいわゆるTBSベスコン(ベストコンディション)グルメのまねをしたパターンがマイブームになりました。(毎回ではありませんが。)

ちなみにJR沼田駅と沼田市街地の高低差は約80m。港区の坂の高低差は最大でも20数mなので、かなりの手強い坂。なぜこのような急坂があるかというと、沼田の特徴的な地形が理由。

沼田河岸段丘ジオラマ

沼田市歴史資料館 沼田河岸段丘のジオラマ

以前ブラタモリでも紹介された、河岸段丘(かがんだんきゅう)という地形で、沼田は日本一の河岸段丘の町として知られています。平坦な段丘面に沼田市街地があり、急峻(きゅうしゅん)段丘崖(だんきゅうがい)の下にJR沼田駅、そしてそれを結ぶ「滝坂」。

JR沼田駅から望む、高低差約80mの段丘崖。(80mは26、7階のビルにあたる)
崖の上の平らな部分にホテルや市役所などの施設が立ち並びます。

JR沼田駅から望む段丘崖

駅前を真っ直ぐ進むとほどなく急坂が。

JR沼田駅から望む急坂の入口

段丘崖を三分の一ほど登ったあたりに階段が現れます。これは歩行者用のショートカットです。ショートカットといっても、単純に急な階段。

歩行者用のショートカット階段の入口

息を切らして急な階段を登りきると、さらに絶望的な光景。

ショートカット用階段の出口

最後の急勾配の直線。このあたりで心拍数はマックス。

最後の急勾配の直線

何回かこの坂を上り下りしましたが、ほとんど人を見かけません・・・
きっと土曜日の夕方だからなのでしょう・・・

でも最後に
最高に美味しい生ビールが待っています。

居酒屋しんきち

居酒屋しんきちはアサヒスーパードライ「うまい!樽生」認定店です。
群馬一 生ビールが美味しい店。

※掲載した写真の撮影日時は異なります。

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