ほんとうの定年後(書籍の紹介)

ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う (講談社現代新書)

冒頭で
2020年における、70歳男性の就業率は45.7%とありました。

定年を少なからず過ぎた年齢である70歳で、半数近くが働いている現実です。この現実はネガティブな現実なのでしょうか?私は飛躍的に平均寿命が延びている日本においては、自然な現実ととらえています。

著者の綿密な調査から、定年後の「小さな仕事」を通じて豊かな暮らしを手に入れている人々の姿が、浮かび上がってきたようです。

2020-7-2 支えられる人ではなく支える人になろう での話題と重なります。

平成24年(2012年)に厚生労働省から出された健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料中の「人口減少社会における健康増進対策の意義」の中に次のような一文がありました。

「元気な高齢者が人口減少社会を支える」という超高齢社会への一つの解を示すことができると考えられる。

 

十年足らずでこの厚生労働省が示した方向性が、すでに実現しつつあることに驚きました。
本書中の『身体的に働くことが不可能な人を除く多くの人が、定年後の幸せな生活と両立できる「小さな仕事」に従事することで、日本社会は救われるのである。』という一文が、多くを表していると思います。

著者の豊富なデータ分析、丹念な聞き取り調査からさまざまな考察が紹介されています。

  • 定年前の転機での向き合い方
  • 定年後に幸せに働き続けられる「仕事の要件」
  • 現在の日本におけて、高水準サービスが低価格で提供されている現状への警鐘

私も元気でいられる限りは、仕事を続けていきたいと考えています。
カギになるのは、やはり健康寿命

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